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〜 2008年7月号 〜

本当に沢山の皆様に見送って頂き、誠にありがとうございました。

去る、6月2日。私の実の父が永眠いたしました。享年73歳でした。
S11年生まれですから、今年の誕生日が来て72歳。まだ71歳です。
父の通夜・告別式には、本当に沢山の方々に来て頂きまして、ありがとうございました。
この場をおかりして、お礼を申し上げる失礼をお許し下さいませ。。。。
平日のお忙しい中、来ていただいて、何とお礼を申し上げてよいのか言葉も見つかりません。


父は、本当に働き者でした。雨の日も、風の日も、夏の暑い日も、冬の雪降る日も....。
私は、ずっと父のことを見てきました。お正月も近づく大晦日。あるご家庭に夜遅く配達に行きました。
昔は留守番電話もなく、電話が鳴り続けているからです。

配達先のご家庭はすでに、コタツで紅白歌合戦をご覧になっていました。
「灯油こちらに置かせて頂きますね」「あぁ、そこに置いといて、お金は、又、取りに来て!」と。こちらに顔を向けては下さいませんでした。
私は、幼いながらに思いました。(なんで、ありがとうぐらい言うてくれへんねんやろ?)と...。
けれど父は、『おおきに!ありがとうございました!!よい、お年をお迎えくださいね!また来年も宜しくお願いします。
ありがとうございます!』と言って、深々と頭を下げているのでした。

商売はしてるんやない。させてもろてるんや。お客様あっての事やで、覚えておきなさい。大人になったら、きっと判る。
今はつらくても、きっと判る日が来る
』今になって、だんだんと、判ってきたような気がします。


私は3番目の末娘(男・男・女)で、店が軌道に乗るまでの一番忙しい時に育ちました。
「ほったらかしにしていたつもりはないけど、ほったらかしに育ててしまったかも...」という父と母の言葉に、
「それは当たってる」と思う私です。

商売をしている事をうらんでいる時期もありました。しかし、これから、父の意志を受け継ぎ、素晴らしい母を大切にし、
若くして亡くなった真ん中の兄の分も頑張り、良いスタッフにも恵まれ、
「頑張りや応援するで、お母ちゃん大事にしたり。おばちゃん達、おっちゃんらに、まかしとき!」と
言って下さるご親戚、父母のご友人の方々にはげまされながら...

後継である主人(この人がまたいいひと!やさしい!)が、いっしょうけんめい、頑張らせて頂きますので、
何卒、宜しくお願い申し上げます
。ご指導、ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します。

(乱文、お許し下さいませ)




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